Viterbi Decoder
MS1010
MS1010 は、UWB(Ultra Wide Band)に最適なビタビデコーダコアです。弊社独自の縮小技術であるSpinor®により、Register Exchange 型で高復号性能、低レイテンシタイプとして、他に類を見ないほどの小面積を実現しています。また、LSI化して性能確認済です。
貴社要求仕様に基づいた設計変更業務も承ります。
・拘束長: 7
・符号化率: 1/3 (デパンクチャされたシンボルは、ソフトバリューを0 として入力することにより、任意のデパンク
チャに対応可能)
・生成多項式: g
0
=[133]
8
, g
1
=[165]
8
, g
2
=[171]
8
・軟判定ビット数: 5
・テールビット処理
・480Mbps 対応
・復号スループット: 4ビット/クロック
・符号化利得(BER 10
-5
): 約5.5dB (PLCP ヘッダ復号モード:生き残りパス長60 相当)
約3.8dB (Payload 復号モード:生き残りパス長112 相当)
・レイテンシ: (レイテンシの定義: 最初の入力時から最初の出力時までにカウントされるクロック数)
21 クロック(PLCP ヘッダ復号モード)
34 クロック(Payload 復号モード)
・デコードキャンセル機能あり
・提供形態: Verilog ソースコード (図3のように論理合成確認済み)、テストベンチ、テストベクタ
対象とする畳み込み符号器を図1に示します。
K=7, R=1/3, g
0
=[133]
8
, g
1
=[165]
8
, g
2
=[171]
8
図1 畳み込み符号器の仕様
図2 ブロック図
回路規模は遅延制限値により図3のように異なります。貴社要求仕様に応じて選択可能です。
● 環境
Synopsys社Design Compiler
Version: A-2007.12-SP2
Library: ARTISAN TSMC 90nm Gen.
● 論理合成条件
1.遅延制限(図3)
2.最大ファンアウト制限値: なし
3.ゼロワイヤーロード
4.動作環境条件: Slow
図3 回路規模と遅延
注)Gate 数は2 入力NAND 換算の個数