MS1020
Fast Fourier Transform

MS1020
MS1020 は、UWB(Ultra Wide Band)等の高速ASIC アプリケーションに最適な128 ポイントのパラレルFFT で、順FFT と逆FFT の切り替えが可能です。弊社独自の圧縮技術であるSpinor®により、他に類を見ないほどの低遅延と小面積を実現しています。また、LSI化して性能確認済です。
貴社要求仕様に基づいた設計変更業務も承ります。
・順FFT と逆FFT の切り替え可能
・FFT フレームの連続処理可能
・入力語長4 ビット、出力語長8 ビット
・演算スループット: 4 ポイント/クロック
・480Mbps 対応
・レイテンシ: (レイテンシの定義: 最初の入力時から最初の出力時までにカウントされるクロック数)
           77 クロック(Out-of--Order 出力)、108 クロック(In-Order 出力)
・スケール係数: 1/2
・2 ポート(レジスタファイル)メモリを使用 (本IP コアにはメモリは含まれていない)
 - 32 ビット×32 アドレス×1 枚
 - 16 ビット×32 アドレス×4 枚
 - 16 ビット×8 アドレス×4 枚
 - 16 ビット×32 アドレス×4 枚 (In-Order 出力の場合に追加)
・精度: Double 型FFT 演算との誤差による平均SNR は、約29.1dB
     (参考: 内部精度7 ビットのFFT では、平均27.2dB)
・提供形態: Verilog ソースコード (図2のように論理合成確認済み)、テストベンチ、テストベクタ
実部と虚部が -7〜+7の範囲の整数である128 ポイント分の複素データに対し、Double 型でFFTを計算し、結果を1/2 倍して-127〜+127の範囲の整数に丸めたものを {fkk=0,1,・・・,127 とおく。同じ複素データに対する本FFT のC モデルによるFFT 演算結果を {fkk=0,1,・・・,127 とし、SNR (dB) を次の式によって定義する。



図1 ブロック図
回路規模は遅延制限値により図2のように異なります。貴社要求仕様に応じて選択可能です。

● 環境

Synopsys社Design Compiler
Version: A-2007.12-SP2
Library: ARTISAN TSMC 90nm Gen.
● 論理合成条件
1.遅延制限(図2)
2.最大ファンアウト制限値: なし
3.ゼロワイヤーロード
4.動作環境条件: Slow


図2 回路規模と遅延

注)Gate 数は2 入力NAND 換算の個数